ゼロベース思考

社会のいろんな出来事をゼロベース思考で見つめ直します。

シリコンバレーと東京の決定的な違い

二週間の滞在もあっという間に終わり、灼熱の東京に帰ってまいりました。

総括をしないといけないのですが、結局シリコンバレーは、スタンフォードという世界屈指の大学を卒業した優秀な学生が、そのままエンジニアとなり、単なるものづくりではなく、工夫を凝らしているというところが東京とまるで違うなと感じました。

東京大学を出た優秀な人も、その後エンジニアになることはあったとしても、すぐに仕様を決めるとか、ビジネスサイドに回り込むと言う名の、エンジニアから上がってしまう。

それで、実際に作ってる人は、マーケティングと言う名のもとに、他人が作ったものを一所懸命に調査して、参考にして、さるまねのサービスを作り出す。

もちろん、そこにはオリジナリティーなんてない。

作る側も、⚪︎⚪︎は××とやってる、と、これまたオリジナリティーを潰すようなことをしだす。

マーケティングの真髄は工夫なんですよね。

新しい顧客を開拓、または、維持するために、自分の製品やサービスを工夫し続けること。

これがすべてなのだけど、他人のものを研究するように見せかけて、マネしてるのではたとえうまくいったとしても小粒で終わるのが見えている。

その点シリコンバレーは、超優秀な奴らが、思いつきで作っちゃったものも多く、当然死屍累々としていくのだけど、たまにものすごくマーケティングされたものが出てきて世界を席巻する。

もしかしたら事業の成功は、確率論なのかもしれないと言わんばかりに。

日本がシリコンバレーに勝つ日はとても遠く感じた出張でした。